たとえ、求める行動や形がそこになくても
たとえ、目にも見えず、音が耳に届かなくても
信じる、ということ。
あの人と一緒にいた時間の中で受け取ることのできた
比類ない、直感の体験を。
<私>の想像をはるかに超えることが展開されても
そのあるがままが、その人なのだと、受け容れる。
人の世界では時間と空間により
<分け隔て>が起きると
分離されているかのように識別しやすいけれども。
直感と霊感の世界では
現実的分離は、意をなさない。
超越しているのが自然だから。
「そういうことは、あるものなのだ」と
知っていたらばいい。
現実的<分け隔て>は
恐れるに足らないものなのだ、ということを。
人は、自分の色眼鏡で
世界を捉えがちだから
現実的<分け隔て>を前にすると
腹の底に無意識に抱える
<恐れ>にとらわれて、動揺する。
<劣等感>がふだん以上にハッキリと浮き立ち
慌てふためくのだ。
無償の愛のテストには
お約束のように登場するはなし。
永遠なるものは
現実的<分け隔て>が関係ない。
つながりのあるもの同士は
常に一体である、ということを
思い出そう。
胸を張り
<恐れる>には
およばない境地が
ホンモノの姿勢。
さらには、そのうえで
与えて、与えて、与え抜くことができるときに
愛の奇跡の扉が
開け放たれるーーー。
迷わなくていい。
ためらわなくていい。
太陽の光が
イカロスの翼を打ち溶かして
あるべき道に連れていってくれる。
だいじょうぶ。
心をあたためて
どんなときも
柔らかな月の光で
闇を照らす
満ちるものでいたらいい。
愛は、想像を超えるが
この身体の真ん中から溢れ出すもの。
すべてを抱いて
優しさとともに安らいで。
こだわりと
思い込みの仮面を剥ぎとり
溢れ出すその優しさを
大切なひとに
与え続けたらいい。
見返りが目的ではない。
<私>が<愛>になることができる
喜びが、至高のギフト。
<愛>に導く
<分け隔て>さえもが、貴い
精霊の讃美歌。
<愛>を教えてくれた
大切な人が、ますます忘れられない人になる
天からのチャンスなのだ。
<愛>の前で
<恐るもの>は何もいらない。
裸の心で
ありのままを注ぎ続ければいい。
凍りついた世界を溶かし
止まった時間を取り戻すための
数奇なチカラを秘めていることを
今、あなたの胸の中に思い出そう。